線維筋痛症の痛みで仕事や生活がつらい方へ|障害年金を検討するためのポイント

最終更新日 26-04-07

線維筋痛症で障害年金は受給できる?

痛みが続く方が知っておきたい申請のポイント

全身のあちこちに痛みが出る。

強い疲労感が抜けず、眠っても回復しない。

家事や仕事をこなすだけで精一杯になってしまう――。

線維筋痛症は、外見ではつらさが伝わりにくい一方で、日常生活や就労に大きな影響を及ぼすことがある病気です。

新潟市・長岡市・燕市でも、原因がはっきりしない痛みや慢性的な不調に長く悩み、ようやく線維筋痛症と診断されたという方のご相談があります。

こうした線維筋痛症でも、状態によっては障害年金の対象になる可能性があります。

ただし、申請には独特の難しさがあり、特に初診日診断書の内容が結果を左右しやすい病気でもあります。

この記事では、線維筋痛症で障害年金を考える際に押さえておきたいポイントを、実務の視点から整理して解説します。

線維筋痛症はどのような病気か

線維筋痛症は、長期間にわたって全身の痛みが続く病気です。

痛みだけでなく、

  • 強い疲労感
  • 睡眠障害
  • 集中力の低下
  • 物忘れ
  • 気分の落ち込み

などを伴うことも少なくありません。

症状には波があり、比較的動ける日もあれば、痛みが強く起き上がること自体がつらい日もあります。

そのため、周囲から理解されにくく、「見た目では分からないつらさ」を抱えやすい病気といえます。

線維筋痛症でも障害年金を検討できる

「線維筋痛症は命に関わる病気ではないから、障害年金は難しいのでは」と思われる方もいます。

しかし、障害年金は病名だけで決まる制度ではありません。

重要なのは、その病気によって生活や仕事にどれだけ支障が出ているかです。

たとえば、

  • 痛みが強く、長時間立っていられない
  • 歩行や階段の上り下りが難しい
  • 家事を続けて行えない
  • フルタイム勤務ができない
  • 外出や通勤そのものが負担になっている

といった状態であれば、障害年金の対象となる可能性があります。

受給を考えるうえで必要な3つの要件

線維筋痛症で障害年金を受給するためには、他の病気と同様に次の3つの条件を満たす必要があります。

1.初診日要件

その症状について、初めて医師の診察を受けた日が初診日です。

この初診日に、国民年金または厚生年金の対象であることが必要になります。

2.保険料納付要件

初診日までの保険料納付状況が一定の基準を満たしている必要があります。

会社員の方は満たしていることが多い一方、自営業や無職期間がある方は確認が必要です。

3.障害状態要件

原則として、初診日から1年6か月経過した時点で、障害等級に該当する状態であることが求められます。

また、その後に悪化して基準に達した場合には、事後重症請求が問題になることもあります。

線維筋痛症で特に難しいのは「初診日」

線維筋痛症の申請で最も悩ましいのは、初診日の整理です。

この病気は、最初から線維筋痛症と診断されることが少なく、

  • 整形外科
  • 内科
  • リウマチ科
  • 心療内科
  • ペインクリニック

など、複数の医療機関を受診しながら、時間をかけて診断に至るケースが少なくありません。

そのため、

  • どこを初診日と考えるべきか
  • いつの受診が一連の症状の始まりなのか

が大きな問題になります。

線維筋痛症では、確定診断の日ではなく、最初にその症状で受診した日が初診日として扱われる可能性があります。

この整理によって、障害基礎年金になるのか障害厚生年金になるのか、あるいは受給額そのものが変わることもあります。

線維筋痛症ではどのように認定されるのか

線維筋痛症は、障害年金では一般的に肢体の機能の障害として評価されます。

つまり、単に「痛みがあるかどうか」ではなく、

その痛みによって

  • 手や腕がどれだけ使いにくいか
  • 立つ、歩く、階段を上り下りできるか
  • 食事や着替え、トイレなどの日常動作がどれほど難しいか

という点が重視されます。

認められやすいケースの一例

次のような状態がある場合は、認定につながる可能性があります。

  • 全身の痛みで長時間の立位や歩行が困難
  • 痛みと疲労感で、日常生活の多くに支障がある
  • 家事や身の回りのことが一人で十分にできない
  • 就労していても大幅な配慮や時短勤務が必要
  • 症状が重く、ほとんど横になって過ごしている

線維筋痛症は「痛み」の病気ですが、申請では

その痛みが生活動作をどれだけ壊しているか が大切です。

診断書で特に重要なポイント

線維筋痛症の申請では、使用する診断書は通常、肢体の障害用です。

ここを誤ってしまうと、適切な評価が受けられないおそれがあります。

さらに、実務上は次の点が特に重要になります。

線維筋痛症の重症度・ステージ

診断書の記載内容の中で、線維筋痛症の重症度が分かる形になっていることが重要です。

記載漏れがあると、窓口で差し戻しになることもあります。

日常生活動作の評価

診断書には、

  • 食事
  • 顔を洗う
  • 着替える
  • 歩く
  • 階段の上り下りをする
  • 立ち上がる

などの動作について、どの程度できるかを記載する欄があります。

ここが実際の状態より軽く書かれてしまうと、本来の等級より低く判断されるおそれがあります。

主治医にどう伝えるかが結果を左右する

線維筋痛症では、症状に波があります。

診察日にたまたま状態が良いと、主治医に十分につらさが伝わっていないことがあります。

そのため、

  • 調子の悪い日の状態
  • どの動作で痛みが強くなるか
  • 家事や仕事をどこまでこなせるか
  • 横になって休まないと続かない場面

を、具体的に伝えることが重要です。

「痛いです」「つらいです」だけではなく、

  • 10分立つと限界になる
  • 階段は手すりがないと危険
  • 入浴後は疲れ切って動けない
  • 仕事の翌日は寝込むことが多い

など、生活の場面で伝えることがポイントです。

診断書は受け取ったら必ず確認を

病院で作成してもらった診断書は、そのまま提出せず、必ず内容を確認したいところです。

特に、

  • 動作評価が実態より軽くなっていないか
  • 補助具を使った状態で評価されていないか
  • 症状の波が反映されているか
  • 重症度の記載漏れがないか

は確認が必要です。

線維筋痛症は、痛みが客観的に見えにくいため、

診断書の内容が実態に合っているかどうか が非常に大切です。

まとめ|線維筋痛症の申請は、初診日と診断書の整理が鍵です

線維筋痛症は、強い痛みや疲労感によって生活や就労に大きな支障を及ぼすことがあります。

状態によっては障害年金の対象になり得ますが、

  • 初診日の特定が難しい
  • 診断書の様式や記載内容に注意が必要
  • 痛みの実態を主治医に正確に伝える必要がある

といった点から、申請のハードルが高くなりやすい病気でもあります。

「自分の状態で対象になるのか分からない」

「初診日がどこになるのか不安」

「診断書にどう反映してもらえばいいか悩んでいる」

そのような場合は、一人で抱え込まずにご相談ください。

新潟市・長岡市・燕市で、線維筋痛症による障害年金の申請をお考えの方は、

新潟・長岡障害年金サポートが状況を丁寧に整理し、受給の可能性を一緒に検討いたします。

まずはお気軽にご相談ください。

 

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